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8/16/2014

The Giver (Giver Quartet)(YL5.5)

The Giver (Giver Quartet, Book 1)
HMH Books for Young Readers (1993-04-26)

The Giver (Giver Quartet, Book 1) (語数43,617語)

貧困も犯罪も病気も失業者もなく、すべての「家庭」が幸せな世界。12歳になるJonasは、そんなコミュニティの「記憶を継ぐ者」として選ばれた。

「与える者」として知られる老人から、彼はあらゆる「記憶」を引き継ぐトレーニングがはじまった。あらゆる「記憶」を自分のものとすることで、彼は、次第に、このユートピアの世界の残酷な偽善に気が付き、苦しみだす。

Ψ

すべてをコントロールされた世界で「安穏」と暮らすか、不安定だが自由な世界を選ぶか。

トレードオフの部分もありますよね。秩序正しい理想の世界と見えながらも、完全にすべてをコントロールする為には残酷な側面もあったりして。

管理社会ということで、昨年旅行へ行ったシンガポールを連想してしまいました。第三世界の「移民」は労働力以外の部分は徹底して認めない、というようなところがありますよね。当然、言論統制もありますし。でも「秩序」がなくなるよりは、多少の不自由の方がマシと解釈するべきなのかどうか。中東の混乱(…外野のちょっかいもありますが)をみてると、どちらが「マシ」なのか、一概には言えないような気もして、結構、モヤモヤしながら読んでいました。本作はGiver Quartetシリーズの1作目のようで、Jonasの今後も気になるところではあります。

※Giver Quartetシリーズ、ブログ内リンク

  1. The Giver
  2. Gathering Blue
  3. Messenger
  4. Son

※2014に映画化?

全米公開は8月だったみたですが、日本ではいつ公開されるのでしょうか?Meryl Streepもいい感じのメイクだし(笑)、Taylor Swiftもちょっと出演するようですね。めちゃめちゃみたい~!!シリーズやるんでしょうかね?(そっちも期待)

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